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ライトプレーン入門・上手なゴム巻き

2007/04/01日

●ワインダーを使ってゴムを巻く方法について説明します。
ワインダーを使ってゴム巻きを行う場合、フォルダーの方法は3種類あります。

1.助手の人に飛行機を持ってもらい、ワインダーを手で持ち二人で巻く方法。
2.ワインダーを補助具に取付て足で踏み付け地面に固定し、飛行機を手で持ち一人で巻く。
3.フォルダーを地面に差込、飛行機を固定してワインダーを手で持ち一人で巻く。

どのやり方も一長一短ありますが今回は一番確実で安全な3.の方法で説明します。
但し公園などでは地面に杭を打ち込むのを禁止している所もあるので注意して下さい。

ゴム巻きの様子A-40Su フォルダー頭部LP用
●飛行機は裏返してフォルダーに固定します。(写真左)
●写真右がフォルダー頭部の構造です。コの字形断面形状をしたアルミ型材を使って作りました。
(ポスターパネル等のフレーム材です。)必要に応じて張り線を行います。

●飛行機の固定方法です。
A-40Suをフォルダーに固定 A-40Suをフォルダーに固定
・コメタルの後ろ側を竹串で串刺しにして固定します。
・飛行機本体を受ける部分はステンレス線を曲げて作り、スポンジ等を取付ます。
・プロペラの回り止め用に竹籤を取付ます。

●巻き方の手順。
ゴム巻きの準備A-40Su ●ワインダーは5対1を使います。
逆転防止のラチェットが付いている物は予め解除しておきます。 分解してラチェット部品を外すか解除レーバーを取付ます。
分解したついでにグリースアップをしておくと良いでしょう。 使用するグリースはスプレータイプの樹脂部品に使える物を選びます。

●ゴムは軸方向に真っ直ぐ引き伸ばします。(充分ブレークインを行った物を使います)
ゴムを引き伸ばすA-40Su ・切断限界まで引くと伸びが止まる手応えがあり、この長さから約一割程度戻してから巻き始めます。
・予定巻き数の六割程度までこの状態を保持したまま巻いてしまいます。
残りの巻き数を、ゴムを切らないように長さを詰めながら徐々に巻いて行きます。

●コブの出来具合を確認しながら巻き込む。
コブの出来方は巻き込む早さと詰め具合に影響します。なるべく均一になるように心がけましょう。
●巻き戻しを行う。
フック間隔まで詰め、巻き込みが完了したら巻き戻しを行います。
これはスタート時の極端なトルクの立ち上がりを防止するのが目的で大型機では必要ありません。
トータル巻き数の3〜5パーセント程度、フック間隔にワインダーを保持したまま巻き戻します。
この時ワインダーを逆転させるのでラチェットを解除しておく必要があります。
徐々に詰めながら巻くA-40Su 巻き戻すA-40Su


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Yasuu