女性の病気 ―手術を終えて

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    子宮筋腫のできる場所                        
	子宮筋腫はできる場所によって大きく3つに分かれます。        
	子宮の筋肉の中にできる『筋層内筋腫』:一般的に多いそうです。    
	子宮の内側の内膜にできる『粘膜下筋腫』:私はコレ。出血量が多い。  
	子宮の外側にできる『漿膜下筋腫』:自覚症状が少ないそうです。    

    子宮筋腫の手術方法                              手術を受けるにあたりインターネットでいろいろ調べました。      『全摘出術』 :子宮を丸ごと取ってしまう手術。            『核出術』  :子宮は残し、筋腫だけ取り除く手術。                  しかし、従来の方法では数年後に再発する可能性が高いと         言われています。                           筋腫が小さく、できた場所によっては膣式といって開腹し         なくてもいい場合もあるようです。                   また腹腔鏡といって、お臍の縁に沿って切開し、器具を挿         入して筋腫を取り除くという方法も筋腫の状態によっては         可能らしい。                             またレーザーメスによる手術というのをみつけました。          体に対しての負担が少なく再発のリスクも少ないらしい。 『動脈塞栓術』:子宮へ繋がる動脈を閉じてしまう手術。子宮へ栄養が行か         ないため、筋腫が大きくならない。子宮は保存できるが、         妊娠はできない。                  
    広尾メディカルクリニックへ                      流産の経験から妊娠についても諦めていた訳ではないし、子供を産まないな らば子宮を取ってしまってもよいという考え方に私は賛成できません。   なんたって女性特有の大切な臓器なのですから。使わないからポイ捨てなん てできません。                            しかし『全摘出』は、一般的な婦人科医の従来の方法。私のかかりつけの病 院でも、『全摘出』をすすめられました。筋腫だけの手術も可能だけど、再 発しますよと言われました。                      そこで、前述のレーザーメスによる手術をおこなっている         『広尾メディカルクリニック』(リンクしてます)を訪ねました。      毎週月曜日に手術を行い、土曜日に退院するというサイクル。6日間で退院 できるというのは驚き。体への負担が少ないからだそうです。       私が伺った週の月曜日に手術した方で、5年前に大学病院で『核出術』を行 ったが再発し、ものすごい大きい筋腫を取り出した方のカルテと写真を見せ てもらいました。(やはり従来の『核出術』では再発するんだ...)   また、手術を受けた方から直接お話を伺うこともできました。(実は私も入 院中に何人もの訪問患者さんとお話しました。)             みんな子宮筋腫の症状で苦しんでいて、最後のかけこみ寺のように、ここへ 来て手術を受けていることを痛感しました。               先生の説明を受け、手術に関しては自分なりに納得。           しかし、問題なのは費用。保険が一切利かない。だいたい200万前後と言 われビックリ!100万程度かなと予想していたのですが..       (結局223万でした...)                     最終的には、『お金でケリがつくのであれば、健康はお金に代えられない』 と決断しました。(清水の舞台から飛び降りる心境..)