2023余所自作118『逃げきる事が出来たら』

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【角を曲がった所にぃ…ハンター】
 若者向けの過激な番組で人気のあるインターネットメディアの実況中継である『逃亡中』に大金目当てで出演した美希は唐突に手首を掴まれ愕然とした。
 二時間番組中盤での唐突な確保は人気絶頂のアイドルが敗退するには早すぎる…しかもこの番組の特色は、老若男女構わずハンターに確保されたタレントはその場で犯される、しかも実況中継であり無修正、カメラマンの腕で局部だけは辛うじて映さないだけの生レイプが売りだった。
 いつ掴まってしまうか視聴者を楽しませる為にステージ衣装よりも過激なトップスとホットパンツ姿で逃亡していた美希はハンターの男に顔を寄せた。
「ちょっと何考えてるのよ!私、神薙美希よ!こんな所で捕まえていい筈ないでしょ!」無機質な黒のスーツにサングラスでサイボーグの様な非人間的な雰囲気を醸し出している男は小声で訴える美希のホットパンツに手をかけ、いきなり引きずり下ろした。「ひ……!」
 過激さを強調する演出に合わせてノーパンの上にホットパンツだけを穿いていた美希の、ハイレグの衣装でも平気な様に狭い面積に整えられた柔毛と下腹部が一気に露わになる。場所は夢と魔法の王国。番組用に営業終了後に開始された逃亡劇は、夜の闇の中ではあるが遊園地特有の派手なイルミネーションのお陰で明るい場所は途轍もなく明るい。有名アニメの劇中音楽が流れるメリーゴーランドのすぐ脇で捕まった美希の身体が地面に転がされ、咄嗟に竦んでしまったその脚からホットパンツが抜き取られ白い下半身が剥き出しになった。仰向けに転がされた自分の脚が掲げられ、その腰に何も身に纏っていない状態が一瞬呆然としてしまう少女の目に非現実的に映る。
 何、これ。
 金に物を言わせた日本最高の遊園地のアトラクションの脇で、転がされて下半身が剥き出しにされている自分と、それを撮影しているカメラマンに美希の理解は追いつかない。ドームで単独コンサートをすれば即日完売の歌姫でありテレビ局に行けばプロデューサーが揉み手で迎える自分が、何故こんな目に遭わなければならないのだろうか?しかもカメラマンも直前までは逃亡に合わせて身を隠していた…まぁ何人も、しかもカメラを持った大の男が貼り付いているのだから目立たない筈がなくそれは当然番組の仕込みがある筈で、担当カメラマンは只管自分に媚びていた、そんなうだつの上がらないカメラマンが、にやにや嗤いながら自分の剥き出しの下腹部を撮影している。
「――何してんのよ!ふざけないでよ!」
 思わず怒鳴った美希は番組の仕込みなど構わずにカメラを蹴ろうとし、そしてハンターの男に思いきり頬を叩かれる。
 ぱあん!と大きな音がメリーゴーランドの音楽を裂く様に鳴り、一瞬遅れて美希の頬に強烈な痛みがはしった。
 自分が叩かれる?そんな事が許されるのだろうか?お笑い芸人がサンダルの足にキスをしたがるのを爪先で蹴る、そんな馬鹿らしい番組のシーンでもいつも最優先されているのは美希の機嫌だった。気分屋の自覚はあるけれど女神の歌声と天性のダンスの才能、スタイルの良さに小悪魔の美貌の美希は何をしても許される、そんな存在の筈だった。それなのに、どんな馬鹿が頬を打てると言うのだろうか。
 呆然としている美希の前で、ハンターの男がスラックスの前を開けさせる。巨根。密かに何人かと火遊びを楽しんではいる美希が見た事もない巨大な肉槍が露わになる。先端からどろどろと溢れる先走りの汁は元から性欲旺盛なのか…そう言えばこの番組のハンターは全員絶倫な上に雑食で有名だった。七十代の男性演歌歌手でも五歳の天才子役でも構わずに犯しまくる。逃亡劇と同時に配信されるレイプ生中継が視聴者の目的である。犯される。それはもう犯される。囚われた出演者は番組の最後まで犯され続ける。男なら二人がかりで口と肛門を、女ならばその上に膣を、通りかかったハンターが全員で代わる代わるに犯し続ける。ハンターがレイプで減ればその分まだ捕まっていない出演者が逃げ切る可能性が高くなる、だが一度掴まった出演者は、尊厳を根こそぎ奪われるレベルで犯され続ける。馬鹿らしい番組だと呆れていた美希の脚がハンターに大きく左右に割り開かれ、男が身を割り込ませる。
 壊れる。こんな大き過ぎるモノをいきなり突っ込まれれば、身体がおかしくなる。そもそも美希は明日ドーム公演の予定があってこんな番組は適当に出るだけで明日に向けてホテルでエステと喉の調子を整えなければいけないのだから、他の出演者の様な馬鹿らしい目に遭う筈がない。
 ずぶりと、少女のまだ濡れていない膣に巨大な肉槍が捩じ込まれていく。
「う…あああああああああああああああああああああああああ!」
 人一倍声量のあるアイドルの絶叫が幻想庭園に響き渡る。避妊具など装着していないその切っ先から滴る先走りの汁任せで一気に貫いていく凶悪な牡肉に、準備もしていない牝肉がぶちぶちと裂かれる様に犯されていく。誰も乗っていないメリーゴーランドが美希の真横で回り、金色の煌びやかな光に照らされながら少女は黒いスーツ姿の男に膣奥まで一気に貫かれる。ごつっと強烈な痛みが膣奥に生じ息を詰まらせるアイドルへの思いやりなど微塵もなく、ハンターが腰を使いだす。ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっと鳴り響くのは男の先走りの汁であり美希の愛液はまだ滲みすらしていない。火遊びでは当然避妊は怠らなかったアイドルの膣に精液がたっぷりと混じった粘液が塗り込められ、声も出せずに身体を強張らせぎこちなく男を殴りつける少女をカメラが撮影し、全世界にレイプが生配信されていく。明日のドーム公演の観客も当然視聴している筈だった。明日、歌を聞かせる天上の歌姫が、モブの極みの屈強さだけが売りの無機質な男に犯されている。ずちゃずちゃと肉棒が出し入れする結合部が大写しにされる。マンネリ化を解消させる為に番組制作側はより刺激的な画へと今回から舵を切っていた。レイプの始まりは基本的に大写しにされ、他の出演者の逃亡姿は小さな窓に映されるだけになる…ネット配信の番組は視聴者からの要望に応じるのが顕著であり、今までで一番長時間大写しにされ続けたのは、有名俳優夫妻の間に生まれた十五歳の二世女優だった。番組で処女喪失した彼女はそのまま引退し、今でも家から出られないと聞く。
 巨大資本に物を言わせた弁護士軍団を抱えた局は訴えられても蚊に刺された程度の様に平然と配信を今日も続けている。
 脚を抱え込まれた正常位から後背位へと変わる頃にはハンターが二人に増え、美希の口は膣を犯す男と同等の巨大な肉棒に犯された。ぐちょっぐちょっと激しく鳴る凌辱の水音をマイクが拾い、四つん這いにされたしなやかな身体が前後から揺さぶられ、やがて膣の保護の意味合いで染み出た愛液と男の先走りの汁がぎちぎちに圧し広げられている膣の中で掻き混ぜられ、巨大な傘の引き戻しに結合部から垂れていく。異常な強姦の凄絶な光景の中、徐々に美希の表情に変化が生じる。呆然自失から苦悶へ、苦悶から屈辱と快楽の混ざったものへ。
 男達が憧れ、女達が憧れつつ妬む美声の喉奥にやがて大量の精液が吐き出され、口を密閉状態にされていた生意気な歌姫は鼻から精液を溢れ返させる。大写しにされる惨めな顔からほんの僅かに萎えただけの黒ずんだ肉槍が引き抜かれ、アイドルの鼻と口から垂れる精液が顔の半分をどろりと穢す。その口から溢れたのは…。
「い……いひっ……チンポ……いひっ」
 四つん這いの状態の牝肉を犯す巨大な牡肉を称えて媚びる知性の欠片もない掠れた声が溢れ、激しく突き上げる男に合わせて白い腰がかくかくと前後する。その姿はステージの上で下界の者どもを見下す様な女神然とした気位の高さはない。ぐいと脚を抱えられ起こされた美希はずっぷりと串刺しにされた牝肉をカメラに曝け出されながら、何処か恨みがましく睨みつける。煌びやかなイルミネーションが照らしだす美少女アイドルの汗でびっしょりと濡れた白い肌が艶めかしく照り、黒ずんだ凶悪な肉槍に真下から貫かれる腰が激しく上下に揺さぶられる。
「いぐ……っ!いぐううううううううっ!チンポいいいいっ!鬼チンポ……いいいいいいいっ!」
 口と鼻から精液と唾液をだらだらと垂れ流す美希とハンターの腰が激しく打ち付けあい、そしてレンズ越しでも判る程に巨大な肉槍の根本からアイドルの膣内へと大量の精液を送り出す豪快な脈動と、愛撫もなく犯された筈の少女が激しくイキ狂う白い腰の痙攣が映される。どぷっどぷっどぷっどぷっと送り出される大量の精液は美希の膣内だけでは足りず結合部からも大量に溢れ出し、歌姫の絶頂の喘ぎがいつまでもだらしなく零れ続ける。

 抜かず三発。そこからずっと犯された美希は膣から肉槍がやっと引き抜かれるまでに尻穴を五人に、口腔は七人のハンターに犯されていた。二時間枠の番組は結局一時間半の時点で全員が確保され、だが番組自体は視聴者リクエストにより日付が変わってもまだ終了せず、明け方近くまで延長された。

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