◇哲学の宝庫

Last update 2006.10.7
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【哲学】世界・人生の知恵や根本原理を追求する学問。 古代ギリシアでは学問一般を意味し、近代では諸科学の基礎付けの意味が強かった。 形而上学(存在論)、認識論、論理学、倫理学、美学などを部門として含む。

■自然哲学

philosophy of nature (B.C. 600 〜 B.C.350)

神話からの決別〜永遠の自然法則や元素への探求。
『この世界はどんな原理で出来ているのか!?』
●現在の自然科学:
現在の物理学では、素粒子は 「
クォーク(6種類)と レプトン(6種類)」、 力は「万有引力、電磁気力、強い力、弱い力」と整理されている。

■アテナイの3人の哲学者

the three great philosophers of Athenai (B.C. 450 〜 B.C. 350)

どうして物は存在するのか?
何をお手本にして、今の形になっているのか? それは神なのか?

■ヘレニズム

Hellenism (B.C. 4c 〜 A.D. 4c)

この、与えられた不条理な世界を、
我々は「どうやって」生きていけば良いのか。

■中世哲学

Medieval philosophy (A.D. 4c 〜 A.D. 14c)

古代とルネサンスの間の「闇の1000年間」
神学と哲学の融合。

■近代哲学 〜ルネサンスからバロックへ

Modern philosophy (A.D. 15c 〜 A.D. 18c)
Renaissance 〜 Baroque

デカルト以降の哲学のテーマは、「全てを解明すること」ではなく、
「我々はこの世界について何を知ることが出来るのか」ということだ。
●唯物論と観念論:
唯物論(マテリアリズム):世界は物質からできている
観念論(アイデアリズム):世界は精神からできている
●経験主義と合理主義:
経験主義:感覚を信頼する
合理主義:理性を信頼する

■現代哲学

Contemporary philosophy (A.D. 18c〜 )

我々の「理性」「知性」の限界を、明確に線引きしよう。
我々は、理性を使って、理性の限界を語ることが出来る。
実存主義 existentailisme
人間の本質ではなく個的実存を哲学の中心におく哲学的立場の総称。 ドイツでは実存哲学と呼ばれる。 科学的な方法によらず、人間を主体的にとらえようとし、 人間の自由と責任を強調し、悟性的認識には不信をもち、 実存は孤独・不安・絶望につきまとわれていると考えるのが その一般的特徴。

参考文献: