倭人伝の誤字率

投稿者[ マルセ ] 発言日時 [4月7日(日)18時14分53秒]

元の発言 [ Re: Title 承前 24国比定問題(四国東部説)>マルセさん ] お名前 [ やまし ] 日付 [ 4月2日(火)22時28分21秒 ]

今月分のレスです。

>> (マルセ)これは、読んでみれば、三国志が間違いだらけなのがすぐわかります。
>> ええ?本当に間違い(誤字・脱字)だらけですかね。
>> まず、410ケ所はすべて確実な間違いとして良いわけですか?

#校記という性格上、他の史料から推定されるほぼ確実なものだけが載っているわけですから。


>> そして、410ケ所がすべて間違いだと仮定して、全体の何%になるのでしょうか?
>> 範囲が良く分からないので、教えてもらえませんか?

#三国志全体です。

>> そしてその割合だと、2000文字の倭人伝に何ヶ所の誤字・脱字があると推測され、
>> 50文字の国名に何ヶ所の誤字・脱字があると推測されますか?

#そんな推測をしなくても、倭人伝の部分を数えてみればいいわけです。答えは・・・「0」です。だって、他に大して史料がないのですから、勘合なんてできませんよね。
 また全体の誤字・誤記の確率が1/2000程度だとしても(判定できないのもあるので、実際はそれ以上あるのは確かですけれど)、倭人伝の部分もそうだと言えません。
 常識的に考えて、写す人にとって聞きなれない地名などは、誤記される可能性が格段に高くなるのは当然です。これについては、以前に、やはり正史である宋史での例で示しました。

>> そして、「邪馬壱国」も正誤の可能性は半々だろうと思います。
>> せいぜい、誤7分、正3分くらいまででしょう。

#99:1より差があるような気がします。「聖壹←→聖臺」もそうですけれどね。


 やましさんは『「倭人伝」は様々な史料の寄せ集めをそのまま記載したもので、複雑ではあるけれども、それぞれの文章についてはかなり正確である』と仰っていますが、マルセは、『「倭人伝」は様々な史料を寄せ集めて、陳寿が1本化したもので、全体としては概ね妥当な話ではあるけれども、それぞれの文章については陳寿なり、陳寿が参考にした書物の著者の独自の解釈が入っていて、必ずしもそのまま信用できるものではない』と考えていて、仮に旁国21か国を陳寿が地理的な順番のつもりで記述していたとしても、「魏使が実際に行って確認したわけではなく、たぶん倭人が話した国名を書き留めただけであるので、魏使、その報告を受けて記録した者、陳寿ほか誰かが、21國の順を地理的なものと誤解した可能性がある。」くらいには、いいかげんなものと思っています。





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