■自循論::視点の無償性

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世界とは無作為に選ばれた視点の一つである。
この世界だけに、何か特別な「神」や「究極原理」や「時間の始まり」 を不自然に仮定する必要は無い。 そのような大袈裟な対価を払わずとも、宇宙とは、 無限に存在し得る視点のうちの一つであるに過ぎないわけで、 他の視点同様、存在することには理由も意志も不要である。