■自循論::自循

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他の助けを借りず、自分だけで、まるごとの自分を余すところなく 言及、説明、認識できる自己完結的構造。
物体でも精神でも、何かを「説明」しようとすると、 ほとんど必ず「他の」何かを持ち出してくることになる。 こうして、存在という存在、実感という実感は「相対的」であり、 絶対的根拠を持たないことになってしまう。 絶対的な基盤としての資格を持つ「存在」や「精神」は、 他の何かによって説明されてはならない。 自分だけで完結している必要がある。 このような構造を「自循」と呼ぶ。
自分が自分を参照する
(自分以外の要素は存在しない)

「参照する」という手続きを1回と数え展開する
(これを1原型量子時間(プロトタイプ・クロノン)とする)

その連鎖を考える

「最初」と「最後」を設定する
=自循構造