齋藤助産院

Home

助産院のふつうの日々

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

2010年

2009年

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

2003年

2002年

モットー

ゲストルーム

スタッフルーム

アクセス

掲示板

イベント

 

電話:0467-54-8841

住所:神奈川県茅ヶ崎市

    芹沢1004-10

  メールアドレス:

umu-umu@cg.netlaputa.ne.jp

  
スタッフの日々

 

齋藤助産院のふつうの日々

2016年12月27日(火)

 《 一泊忘年会。クリスマスの思い出。 》 

☆12月はとてもお産が少なくて、予約は4人でしたが、1人は骨盤位がなおらず病院で帝王切開となり、初産の1人は陣痛の途中で心音が下がり病院へ搬送になりましたが何とか下の方から生まれることが出来て助産院へ戻ってきてくれました。もう1人の初産婦さんは予定日を遅れること1週間。今日現在タイムリミットを意識しながらがんばって運動しています。私たちも毎晩「今晩こそ」と待っていますが、悲しくも朝になっています。そんな中、1月1日4人目の方が昨日生まれました。

☆12月は恒例の一泊忘年会を22日に行いました。なかなか赤ちゃんが生まれてきてくれず、やきもきドキドキしながらの出発でした。でも宴会の会場は舞台があったせいか、例年になく出し物が面白く、スタッフや子供たちが熱演で盛り上がりました。「パーフェクトヒューマン」や「コイタンス」など今年は踊れそうなのが流行りましたね。でも「ランナウェイ」なんて懐かしいものもありました。みんな芸達者です。

☆クリスマスは私は誰にもプレゼントしなかったし、もらわなかったけれど、子供たちは親やサンタさんからいろいろプレゼントをもらい大喜びでした。中学生になってもサンタさんが来る家もあるようです。昔、当直のバイトをしていた時、妊婦さんでどうもお腹に癌があるらしいという方が入院していました。何十年も前のことで超音波診断もあまり発達しておらず、待てるところまで待って帝王切開という方針でした。イブの夜、おしっこが一滴も出なくなり、腎機能が落ちてきたので25日には帝王切開ということになりました。朝、モーニングケアに行くと彼女は「カーテンを開けて。今日の天気はどお?」と聞いてきました。カーテンを開けると、やせ細った足を「何にも食べれないから赤ちゃんにせめてビタミンDでもあげようかと思って」と曇り空のにぶい太陽の光にさらしました。やせ細った体にカエルのようにふくれあがったお腹。笑顔も消えて苦しげな表情の口からこのような母の言葉を聞くとは思わなかったので涙をこらえるのが大変でした。私は土、日の夜勤のバイトだったのでその後の彼女の消息はわかりませんが、クリスマスがくるときまって思い出すプレゼントです。今年もなんとかすごすことができました。来年もママと赤ちゃんの元気な笑顔とともに1年がすぎますように...。

(齋藤弓子)

2016年11月27日(日)

 《 雪と11月のお産。 》 

☆11月の末なのに芹沢の田畑は雪で真っ白。ぎっちり詰まっていた外来の予約ももちろんキャンセル続き。頑張って出勤してきたスタッフもヒマそうです。でも子どもたちは「ゆき、ゆき」とはしゃいでいます。テラスの棚に積もった雪をお皿にのせてハチミツなどをのっけて「おいしい」とご満悦。今冬は雪が多いのかな、ちょっと心配です。

☆雪の日のお産は思い出がいっぱいです。バイクが動かず(もちろんクルマも動かない、タクシーも来ない)七曲りの坂を駆け下りるように徒歩で歩いて行った自宅出産では、あちこちクルマが動けなくなっていて、迎えに来たパパとなんとか到着した時、赤ちゃんはすでに生まれていました。「大丈夫だった?」と逆に心配されたけど、ママの腕の中でのんびりしている赤ちゃんを見た時はホントにホッとしたっけ。名前に「ゆき」の字を入れた赤ちゃんはもう高校生です。

☆なかなか生まれない自宅出産の方をクルマに乗せて助産院に向かう途中、降りしきる雪のなか吠えまくっていた声が怒責に変わり、着いた途端に生まれた事もありました。前の助産院は目の前の坂が雪が積もるとクルマが動かなくなり、しばらく雪も溶けないので大変だったけれど、今は道は大丈夫だが駐車場と助産院のまわりの雪を片付けるのがけっこう大変。スタッフの白水さんの3番目の「咲雪」ちゃんが生まれる時は、本格的な陣痛が来るのに二三日かかったので、下の助産院の雪払いをやったりしてがんばっていました。2週間近く遅れていてあせっていたママも「今月は産む」と決めて駐車場の雪払いを頑張って夕方には陣痛がきてくれて生まれました.......雪はいいこともあります。

☆11月は昨晩のお産で11人が助産院で生まれました。予定日を過ぎたお産が多かったです。以前から「赤ちゃん大きいね」と心配されていた初産婦さんも、つきそいのお母さんに促されて頑張って「おみこし」で産みました。やせているけど力持ちのお母さんも足を持って応援しました。3700gの赤ちゃんでした。でも彼女のお姉ちゃんは4kgある赤ちゃんを産んだのですからまだまだ....でもすごい姉妹です。このご家族以外の方たちも、立会いの子供達はお産が済むとみんなお家に帰ってしまい、今月はご家族の入院はありませんでした。お母さんたちはゆっくり出来たかな。お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんが頑張ったんだね、きっと。

(齋藤弓子)

2016年10月17日(月)

 《 お産カーニバル2016。 》 

☆10月15日。土曜日でしたが外来をお休みにして、「第17回いいお産の日in湘南 お産カーニバル2016」を藤沢の新堀学園ライブ館で実施しました。2年前から江ノ島の女性センターが使えなくなって、開催場所探しには大分苦労しますが、ここは貸しスペースで、けっこう出費がかさみますが、駅からも近く、100人規模で「子供連れ」という私たちのイベントには良かったと思います。1ヶ月ちょっとの準備期間で、実行委員会も立ち上げる余裕もなく、「ずっと、いっしょ。」というドキュメンタリー映画(前作「うまれる」は4年前に上映済み)と湘南鎌倉総合病院の井上裕美先生の自然なお産についてのお話「Mindful birthing」(先生は17年間ずっと講演してくださっています)、そして助産院スタッフによる「妊活」「産活」「乳活」のミニ講座などが行われました。来場者はいつもより少なかったけれど、わたし自身はゆっくり井上先生の講演も聞くことができて勇気や希望をもらうことができ、とても良かったです。

☆映画で印象的だったのは「伝える」ためには「どう伝わっているか」を知ることの大切さです。特に家族の中では本当に大事だったな〜ということが、この歳になってしみじみ思うようになってきたということがあります。18トリソミーの虎ちゃんの奇跡は本当にすごいナと思いました。井上先生のお話はビデオにとってあるので、当日聞けなかった方も興味がありましたら助産院に来ていただければお見せできると思います。私たち助産婦にとってもこれからお産されようという方にとっても、元気の出る講演だったと思います。スタッフもいっぱい勉強し、「どう伝えるか」毎日午後の仕事の合間に頑張って準備していました。いい刺激になったと思います。

☆ここ数年、全国的に助産院のお産が減り、私も(歳のせいもある?)お母さんたちの状況がわかりにくくなり、でも何となく子育てについて不安をかかえている人が増えてきているような気がしています。「お産カーニバル」を続けていく力がなかなか湧きにくい日々もありましたが、妊婦さん産婦さんお母さんたちに力の出るようなイベントは必要なんだナとあらためて思えました。18回、19回...とがんばりたいです。(とはいえ私は「みそおでん」「カレー」などを仕込んでいるだけですが)。9月は12人の赤ちゃんが助産院で生まれ、2人が病院で生まれました。赤ちゃんたちは皆元気です。でもおかげで10月は2人しか生まれていません。今日も入院さんはいません。昼の外来はけっこう賑やかですが、夜は夫と2人だけの時もありちょっと寂しいです。でも普通の老夫婦ってこんな感じなのかもネ。あまりヒマだと身体が固まりそうです。

(齋藤弓子)

2016年9月5日(月)

 《 8月をふりかえって...。 》 

☆8月に入り暑い日々が続いていましたが、後半になって次々来る台風で、畑のトマトは実が割れてしまい、いよいよ収穫かと期待していたキウリも何故か枯れてしまいサンザン。ナスは元気ですが、「大地」や「柿右衛門」さん(無農薬で野菜を育ててる)からも届くので、ナス料理のネタもちょっと尽きてきました。カボチャは10個もとれたのでスタッフにもあげられて大豊作、わりと美味しいです。秋に向けて種まきや土作りをしなければ...と思うのですが、「雨」のせいにしてなかなか腰があがりません。

☆8月はスタッフの子供達も夏休みで、いろいろ家の行事があり、出勤できるスタッフの人数も少なく、お客様も少なめ。そして夏は例年はお産が多く、賑やかなのですが、今年は8月は5人だけでした。そんな中、健診の時から夫の仕事の都合で夜中まで起きているので午前中は寝ているとか、朝は「デニ○○」で朝ごはん、昼はちょこっと食べて、夜も「ガ○○」で夕ご飯...で、足がバンバンにむくんで、後半はスマホでポケモンゲームをしながら「歩く」ことはやっていたけれど...という初産婦さんがいました。「だいじょうぶかな」とスタッフに心配されていたのですが、予定日よりちょっと遅れて陣痛がきました。子宮口は全開したものの陣痛が弱くなり、児心音も発作の時下がってきたので病院へ搬送になりました、その日の夕方、促進剤を使ったらもっと心音が下がってきたので帝王切開でのお産になりました。「かわいい女の子が生まれました」とご主人から電話があるまではドキドキでした。赤ちゃんの頭が反対まわりしてなかなか降りれなかったようです。初産婦さんではむずかしかったかな。赤ちゃんは生まれたら元気で、そしてかわいいです。持ち前の明るさで今はおっぱいをがんばっています。

☆その後、9月の初めの予定の2人が続いて生まれ、この人たちはここで4人目、3人目の出産だったので、マイペース、おまかせコースで産んでくれました。2人とも、子供達も立ち会ってみまもってくれました。あたりまえかもしれませんが、家族みんなすごく似ていて笑っちゃうくらいです。夏の間一緒だった聖路加の学生さんも9月8日で実習終了で、ちょっと寂しくなります。

(齋藤弓子)

2016年8月8日(月)

 《 猛暑です。7月はたくさん生まれました。 》 

☆7月はなかなか「梅雨明け」せず、そんなに暑くもなく、お庭のアジサイも次々に咲いて長持ちし、テレビでは8月9月は猛暑といっているけれど、「今年は冷夏かな?」と東北育ちの私としては「寒さの夏はおろおろ歩き」と冷害の心配などしていたところ、7月の末からモーレツな暑さが始まっています。庭の自前のセミたちも「ミーン、ミーン」と鳴きだし、まだ「蝉しぐれ」というほどの大合唱ではないけれど、新しい助産院に移って8年という月日が経ったことを感じさせてくれます。また、ドングリの木たち(コナラやクヌギ)の根元から大きなカブトムシが1日に数匹づつ取れて子供たちを喜ばせてくれています。(大人は「ちょっと....」ですが)。

☆7月は12人生まれました。8月も今日まで2人生まれ、産褥入院や家族入院もあるのでとても賑やかです。でも8月はあと2人しか予定がありません....ので、のんびりできそうです。今年はどういうわけか、お産の多い月(10人以上)と少ない月(5〜6人程度)が交互にあります。7月は初産婦さんが3人、経産婦さんが9人で、わりと順調に進むお産が多かったです。初産婦さんで、最初から3分間隔のどんどん来る陣痛に「お休みくださ〜い」と叫んでいた方がいましたが、「陣痛様ありがたいよ、弱かったら産まれないヨ」と言うと「そうだよねー」と半分自分を納得させながら頑張り、子宮口が開いてからは少し間隔も出てきて、最後は鏡を見ながら夫もスタッフも赤ちゃんに呼びかけ、みんな一体になってのとてもいいお産でした。でも赤ちゃんの授乳には苦労していて、今も奮闘中です。

☆経産婦さんで「初めての時、授乳が大変で3ヶ月までの記憶がないくらい辛かった」という方がいて、最初から授乳に後ろ向きな感じでした。「最初の時に無理をさせすぎたかな」と私たちも「様子見」でいましたが、2日目くらいから1回1回の授乳でおっぱいもどんどん良くなり、赤ちゃんの体重も増えてきて、おっぱいの傷はありましたが、本人もだんだん自信が出てきて、気持ちも前向きになってきたようです。一人目の苦労が報われて、私たちも嬉しいです。

☆夜中に「夫婦ケンカ」がはじまった初産婦さんがいました。パパも忙しい仕事の後の付き添いで、本人もようやくお産の痛みが終わったかと思ったら授乳で夜も眠れず(一晩通しでは休めません)お互いにピークだったのでしょう。「ビビリ」の当直の助産婦は赤ちゃんだけ連れてきて、あとは「そっと」様子をみていたようです。2人はけっこうがんばってたたかったようでしたが、朝方「仲直りできた?」と聞くと「マア....」という返事でした。翌日の担当の助産婦が「どんな家庭にしたかったの?」と聞いたら、ママは「パパに協力してもらって子育てして、お休みの日には家族でお出かけするような...」と答えたそうです。ママさんの夫と助産婦の夫は同業で、助産婦は悩んだ経験から「あ、それ無理だから。それを期待するとかえってストレスになるヨ」と言って、自分も産後ノイローゼ気味になり、何度も泣いた経験を話したそうです。妊娠中から「フシギちゃん」で、どうなることかと思いましたが、もう退院して1ヶ月近くになり、顔も明るくなって自分なりにいろいろ工夫して乗り越えようとしているようです。頼もしくなってきて、本当に良かったです。

(齋藤弓子)

2016年6月22日(水)

 《 梅雨です。お産の数は少ないけれど中身は濃いです。 》 

☆今週は梅雨らしく、雨または曇りの日が続いています。雨に洗われて家のまわりの「どんぐりの木」たちが元気良く枝葉を広げています。8年でけっこう立派になりました。夏場は子どもの遊び場が日陰になって、いい感じです。

☆今の助産院の建っているところは「ひかりが丘」という所ですが、県道から入ってきてすぐの所にお庭のきれいなお家があります。東屋風のコーヒーショップもあり、少し前まではバラがとってもきれいでした。赤ちゃんをおんぶしながら、そこまで散歩するのを楽しんでいます。私はもともとはバラはあまり好きではなかったのですが、気がついたら助産院の庭にもバラやユリ等の華やかな花が少しずつ増えてきました。知らず知らずのうちに助産院のまわりを「かざりたて」ようとしている自分に気づいておかしくなります。ほとんどがもらいもののアジサイも今はたくさん咲いています。ここ5年くらい(東日本大震災後と重なります)助産院のお産が減少傾向にあり、助産師会の中でも問題になっているのですが、ここも例外でなく、1ヶ月に10人平均のお産があるといいのですが、6人くらいしかない月も年に何回かあるようになりました。もっと多くの人に助産院の存在を知ってもらい、選択肢の一つに加えてもらいたいなアという思いで、いつの間にかお花の趣味が変わっていったのでしょうか。でもバラは無農薬で育てるのはとても難しくて、我が家のバラは野の花になってしまい、1株に1個2個...しか花をつけずひっそりとしています。何かコツがあるのかもしれません。それでも冬にくらべれば今はそれなりにいい感じのお庭になっていると思うのですが、残念なことに見てくれるのは散歩の「じいさん」「ばあさん」ばかりで、若い人はクルマでビューンと通り過ぎてしまいます。...ま、「地道な努力」が大事ということでしょうか。

☆5月の2人の初産婦さんは2人ともいっぱい「お産ホルモン」が出ていたらしく、いい陣痛がガンガン来て順調に生まれてきてくれました。でも経産婦さんの中で「胎盤が出ない(癒着胎盤)」方がいました。2時間待っても出なかったので提携病院に搬送したのですが、その後に大学病院に搬送され、大出血して輸血もしたそうですが、幸い子宮は傷つけずにすんだそうです。本人は気になるような既往症は何もなく、予想だにしないことでただ「ビックリ」でした。赤ちゃんと上のお姉ちゃんはママの希望通りに助産院でお世話していたので(お姉ちゃんは夜はパパの所へ)、ママが3日くらいで落ち着いて帰ってきてからは、おっぱいも良く出て良かったです。私が助産院を始めてから「胎盤が全く出ない」という人は今回がはじめてでした。

☆6月の経産婦さんで予定日過ぎても子宮口がなかなか開かない人がいました。前駆陣痛が3日程あってから少しずつ開いてきて、3cm開から本格的な陣痛が始まり、順調に進んで子宮口も全開まで行きました。ところが赤ちゃんがなかなか廻って降りてきてくれず、階段を昇ったり降りたり、トイレに座ったり、ぶら下がったり、疲れて半分寝てみたり、心の中にわだかまっているものを吐き出すように叫んだり....。いろいろやっているうちに頭が見えてきて、自分でそれを確かめるとすごくしっかりしてきて、とても上手に産んでくれました。お母さんて本当にすごいナアと感動しました。6月のお産は6人(もしかしたら5人)でおわりそうですが、とってもいっぱい中身の濃いお産をした気分です。そういうわけで、お産のない1週間、3人のスタッフはサンディエゴで開業助産婦をしているケイティさんのところへ研修に行っています。

(齋藤弓子)

2016年5月11日(水)

 《 花の四月から風薫る五月へ。 》 

☆気持ちのいい日々がつづいています。...桜が咲いて、庭のチューリップが咲いて、散歩の人が声をかけて行きます。野鳥が鳴いて、ネコ達も庭を散歩しています。雑草も頑張ってグングン伸びています。

☆4月は子供たちの入学・進学にあわただしいスタッフに合わせたのか(?)お産も予定日より早め早めにすすみ、4月17日には予定の全員生まれて、連休明けの5月6日までお産がありませんでした。でも5月3日「さんばテント(国際助産師の日に因んで)」で講演会やリサイクル品バザーを予定していたので、その準備がゆっくりできました。庭師さんも2回入ってくれて、きれいに雑草を取ったり庭の整理をしてくれました。私は子供の庭に三輪車の「サイクリング・ロード」を作りました。(と言っても雑草を抜いたり小路の幅を広げる程度ですが...)。小さな子たちが虫や花と遊びながら三輪車を踏む姿を想像して頑張りましたが、子ども達は玄関前の坂道をビューンと降りていくほうが楽しいようで、じきに小石が浮いてきてまたゴロゴロ道になってしまいました。残念。

☆5月3日の「さんばテント」は天気も良く、あまり宣伝も行き届かなかったと思うのですが、いつも通りの賑わいでした。「子育て...」の話は質問が多くて講師の先生も「もう一度やりたいくらいです」とおっしゃっていました。もともと4回コースをダイジェストしたお話だったので、それもアリかなと思います。庭に設営したテントが風に吹き飛ばされそうになりあわてて撤去したり、絵本の読み笑わせの保科さんが渋滞で30分遅れの到着であわてたり...といつも通りのアクシデント続きでしたが、残り物のカレーを食べながらの反省会では「無事に終わって良かったね」と反省なき反省会でお気軽に終わりました。講演会の係の人が足りないようだったので来年は人を増やそうと思っています。

☆聖路加国際大学の大学院から2名の実習生さんが泊まり込みできています。1ヶ月間の予定でしたが、10人のお産に立ち会い、あと2〜3日で終わりです。今はお産が少なくなっているので「どうかな」と心配していましたが、まあまあの数の経験ができたと思います。病院の実習では得難いものを感じてくれたと思います。病院ではリスクの高い人も多いので、本来の「産む力」「生まれる力」を感じ難いところがあったようですが、ここでは先ずそれを信じることから始まるので、いろんな個性の方とのおつきあいで楽しかったのではないでしょうか。この経験を助産婦としての仕事に役立てて欲しいです。助産院のお客様たちも「学生さんが付きますよ」と言うと快く協力してくれていたと思います。ありがとうございました。

(齋藤弓子)

2016年4月8日(金)

 《 旅立ちの春...。 》 

☆3月のお産は6件でした。月頭から10日くらいまで入院さんがいませんでした。前に何かのイベントの時にスタッフから旅行券をもらっていて、でもそれから半年くらい色々あって出かけるどころではありませんでした。「あの券どうしました?」と聞かれて夫に聞いたらアヤフヤ...。どこに行ったか分からない...ということで大騒ぎでソーサク。探しもの名人の金子さんの徹底捜索でやっと発見!ついでに龍瀧さんが「どこ行く?京都なんかいいねー」とスマホであっという間に京都の「おもてなしのお宿」を予約。数日後には夫と二人で京都に一泊旅行に出かけることになりました。京都の街中をぶらぶら歩いてお堂に入ったお地蔵様(道筋にたくさんある)をのぞいて「むかし子供達と地蔵盆というのを読んだけど、これか...」と思い出したり、電車に乗ったり。広隆寺の美しい弥勒菩薩を見て、あとはひたすら観光客を観察したり、景色やら仕事している人を見たり。1日1万歩以上歩いて足が痛くなりました。その晩泊まった「おもてなしのお宿」はとても良かったです。私たちも助産院にみえる方の「おもてなし」の仕方を少し教わったと思いました。とても古いお宿でしたが、落ちついていてのんびりできました。お料理も美味しかったです。

☆旅行から帰ってきた後も、安藤さんと娘のさくらちゃん(バレーをやっている)とで渋谷のオーチャードホールまで熊川バレー団の「ドンキホーテ」を見に行ったり、入院さんのいない日曜日は学生時代のサークルの友人のお誘いで東京初台のオペラシティに合唱を聴きに行ったり、いろいろお出かけできました。少ないお産で、しかも一晩に2人づつ生まれてまとまってくれたので休みがとれました。

☆2月、3月と高位破水でなかなか陣痛が強くならない経産婦さんが2人続いて、高山先生にも相談して、先生も助産院に来てくれたり、いろいろ心配かけました。でも時間切れで病院に行くことになり、病院に着いたらいい陣痛がついてきて、1人は戻ってきて助産院で生まれ、1人は帰ろうとしたけれどすごい陣痛であっという間に病院で生まれました。本人たちも「こうかな」「ああかな」といろいろ考えて頑張っていたのですが、助産院では「いい陣痛」が来ませんでした。「搬送促進」とでもいうような状況で、連れていった金子さん龍瀧さんも病院の先生や助産婦さんもアッケにとられているうちに進んだようです。「陣痛」ってフシギです。何も考えなくてもドンドン強くなって「やめてくれ」というように進む「普通のお産」もあれば、すごいのが来てるナーと思っていると突然弱くなって、産婦さんも眠ってしまったーということもあります。きっと何か原因があるのでしょうが、わかる原因もあれば???ということもあります。どこまで見守ることができるのか....が開業助産婦の仕事だと思っていましたが、「ガイドライン」ができてなかなかそれも難しくなりました。「安全」と「安心」は似ているようで........です。

(齋藤弓子)

2016年2月22日(月)

 《 試練の年明け...。 》 

☆1月は予定では10件のお産でした。が、初産の3人と経産の1人が病院に行き、助産院で生れた赤ちゃんは6人。なかなか厳しい月でした。嘱託医療機関との関係でもいろいろむずかしいことがありました。以前、嘱託医と嘱託医療機関を探さなければいけなかった時と同じくらい関係機関との調整がむずかしかったです。今回はスタッフ達がいろいろ動いてくれて何とか波にうまく乗れたのかなあと思っています。自分はもともと(若い時から)社会のなかできちんと交渉して人間関係を築いていくことが苦手なタイプなので、こういう時は必要以上に落ち込みます。なんとかこの助産院を継続していくためにスタッフと力を合わせて頑張っていきたいと思います。前向きに考えれば、今回のことはそのいい機会になったといえるかも知れません。

☆2月14日、助産院は開業して19年になるお祝いのもちつきをしました。昨年はお客様も招待して盛大にやりましたが、「プロ」の方に手伝ってもらっての開催でした。来年は「20周年」の記念に盛大にもちつきをしよう....ということで今年はスタッフ皆で「もちつき練習」をすることにしたのです。当日はあいにくの雨のため外で火を炊くことができず、餅米は台所のガスコンロで蒸しました。もちをつく時はグッドタイミングで整体の竹中さんのお兄さん夫婦が来てくれてご指導の下、こねともちつきを全員で練習しました。つきたてのお餅をアンコ、キナコ、ゴマ、クルミ、ナットウ、ダイコン...と甘辛いろいろなものにからめて食べてお腹いっぱいになりました。これで準備万端、さっそく来年の20周年にむけて秘策をねっています。もちつきに関しては「まかせてよ」と言えるかな?皆様を御招待してエネルギー満載のもちつきでおもてなししたいです。来年の2月14日前後をお楽しみに!

☆1月のお産はわりとゆっくり目で「あーでもない、こーでもない」といろいろ考えながら自分と向き合って、そんななかでも順調に降りてきて生れた〜というお産が多かったのですが、2月に入ったら陣痛2期の早い人が多く、「子宮口6〜7cmの開大、そろそろ降りてくるかねー、生まれそうないい声だなあ」と思っていたら15分〜30分くらいで「おめでとう!」とびっくりポンの早さの人が続きました。産後の出血も少量という安産です。その中でもMさんという人は入院するなり診察もできない程2〜3分ごとに「ハーハー」と息をはきながら両手を振り、椅子につかまって片足をあげたり下ろしたりしてものすごく動き回り、ウエストのあたりをさする私も一緒にウロウロ。「何だかテレビで見た暗黒舞踊の踊り手と黒子のようだナー」「赤ちゃんは大丈夫かナー」等と思いながらも2時間経過、突然、ビーズクッションの上にバタンとたおれて片足を椅子にのせ「アーッ、アーッ」と下の方に力が入っている...、そして破水したところにご主人が東京から到着し「立ち会って」「フツーに」分娩になりました。彼女の分娩の希望のところに「オキシトシンがいっぱい出るお産がしたい」と書いてありましたが、多分充分出ていたと思います。とってもパワー全開のお産で「お見事」でした。

(齋藤弓子)

Back

Next