齋藤助産院

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助産院のふつうの日々

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  メールアドレス:

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スタッフの日々

 

齋藤助産院のふつうの日々

2017年11月11日(土)

 《 晩秋のイベント...お産カーニバルとレインボーフェスティバル。 》 

☆おかげさまで11月5日(日)の「第18回お産カーニバル」も盛会のうちに終わりました。最初に予定していた近くの大学の使用がダメになり、出だしがマゴマゴしていたので「今年はやれないかな...」と思っていたのですが、会場が「ひかりの子幼稚園」と決まってからはスタッフが頑張って分担して準備してくれました。イベントではいつもパソコン仕事を黙々とやってくれていたスタッフが今年はやめて居ないので、初心者マーク同士の予定表作りやポスター作りでした。いろいろ失敗もあり、でも出来上がると「さ〜すが〜」と誉め合っていました。(自分たちにも褒めるのがうまい人たちです。)わたしは何も頼まれなかったので当日のおでん作りだけやりました。

☆すっきりと秋晴れのお天気で、家族連れでにぎわい「おまつり」状態でした。そしてやっぱり「to R mansion」はさすが、子供達も親達も楽しそうに集中していました。来年の1月には東京(世田谷パブリックシアター)で公演があるようで楽しみです。

☆わたしは井上先生の「陣痛の意味」がとても意味深かったです。人間は集団生活を営む動物であること、それは「共感」によってなりたっていること。出発点の「お産」で母が子に想いを寄せて産み出し、いろんな想いを寄せながら子供を育てていく、その関係性が大事だということを話してくださいました。もう一度聞きなおそうとビデオを見たけれど、残念なことに録音が悪くてちゃんと聞き取れません。でも日々の仕事にいっぱい元気をもらった講演でした。井上先生、病み上がりの中お産カーニバルに来ていただいて本当にありがとうございました。

☆続いて今度の日曜(11月12日)は茅ヶ崎里山公園での「レインボーフェスティバル」に茅ヶ崎助産師会で出店します。わたしはまたまた「みそおでん」で、熊谷さんのご主人のラジャさんは「インド風揚げパン(プリ)」を出します。助産師会を知ってもらうためにかざぐるまやシャボン玉のプレゼントもいっぱい用意しました。「家族に寄り添う助産師会」をアピールしま〜す。

☆助産院では今週は2人の経産婦さんと1人の初産婦さんのお産がありました。全員とてもスムーズなお産でした。そのうちのお一人の方は朝からゆっくりとした経過だったので家で過ごし、陣痛が強くなって夜中過ぎに助産院に来て1時間くらいで生まれたのですが、赤ちゃんがいい感じで順調に降りてきている時にどうしてか「ムリ〜」「お腹押して出して〜」と叫んだのです。私たちはちょっとびっくりして、「赤ちゃんはいい感じに降りてきてるよ。感じて、感じて!」と応援しました。赤ちゃんは何事もなくスンナリ生まれましたが、本人さん曰く「自分で産むってこんな感じなんだ!」。赤ちゃんが生まれようとする時、「廻ってくるのを感じられて良かった」という感想を述べるママもいます。生まれてくる赤ちゃんの力を実感しながら産むお産は、お母さんにいっぱい勇気と愛情をくれるんでしょうね。

(齋藤弓子)

2017年10月30日(月)

 《 人生の秋に思うこと。 》 

☆朝起きて、まずは新聞を読むのが日課です。夫が3時くらいまでパソコン仕事をしていたので、その後起きて新聞を開いたら下の方に「核家族時代の母親応援:毛利子来(もうりたねき)先生死去87歳」という記事があってビックリ。先生の本にはお世話になりました。仕事をしていてわからない時や迷った時、聞いていつも力をもらった方です。数年前「お産カーニバル」に講演を依頼したけれどお返事がなく、「有名な先生だから無理だね」と勝手に思い込んで別の先生にお願いして進めたら、直前に「その日はどうすればいいの?」と先生から突然の電話がありビックリ。自分たちの詰めの甘さと「直接お話を聞ける良い機会だったのに...」と残念な思いをしたものでした。「おわびのご挨拶を...」とスタッフが伺うつもりだったけれど奥様からお気遣い無用ですと言われて行けなかったいきさつがありました。一人ひとりの家族(母親)、赤ちゃん、子どもに寄り添って考える視点が好きでした。自分も歳をとったけれど、自分の師と仰ぐ先生方も歳をとり先に逝かれてしまう.... 時間という川の流れの中にいるような気持ちです。

今年の「お産カーニバル」は11月5日(日)、助産院の近くのひかりの子幼稚園をお借りしての開催です。子どもと遊べるアイデアや講師の先生方のお話があります。「ひかりの子」は自然と触れ合う子育てを実践している幼稚園です。園長先生がお話をしてくださいます。湘南鎌倉総合病院の井上先生も産科医として産婦さんの力を信頼して見守る医療を長年実践されてきました。それは「異端」と呼ぶ人もいるほどです。今回のテーマは「陣痛はどんな意味があるのか?:周産期が人生に及ぼす影響とは」です。赤ちゃんを産むために今はいろんな選択肢があるように見えて実は医療的なガイドラインでがんじがらめになっています。自然出産の恵みというものもありではないでしょうか。先生のお話、とても楽しみです。

☆自分で「こうだ」と思っていたことが実際には違ったということがお産の場面ではよくあります。初産婦さんで前駆陣痛の長い方がいました。3日間、けっこう痛くて「これが本陣痛でないなんて...」と思っていたようです。でも3日目には不思議なことに少し眠れて、その次に本当の陣痛がきて子宮口が開き出し、6時間くらいで生まれました。その本陣痛は「大波の中にいるようだった」と表現していました。すごい経験です。人は生きることに「どんな意味があるのか」と疲れて死んでしまう人もいるけれど、やっぱり生まれて青い空や風や木に触れて、人の笑顔や美味しいものを食べれば「生まれてよかった」と思えるもの(私は)です。お産もやっぱりそんな人間の営みの一つです。人間が生き続けていくうえで必要なしくみの一つではないでしょうか。

(齋藤弓子)

2017年9月6日(水)

 《 暑い夏もようやく終わり...。 》 

☆梅雨の後半の、「このままいったらこの夏はどうなるの...」と心配になるほどの35℃超えの暑さは、8月に入ると雨続きですっかり落ちついてしまい、海辺の仕事の人は商売あがったりです。私は天気が悪いことを口実に庭仕事をさぼっていたおかげで草ボーボーです。「駐車場にしようかな」という案もありましたが、「助産院はお庭が広くていいですね」と言われると「ちゃんとやらなきゃ」と秋に向けて気持ちを新たにしているところです。

☆8月はもともとお産が少ない予定でしたが、7月に生まれた人や、病院のお産になった人もいて、本当に少なく5人でした。でも寒川町の産後ケアが始まって、たくさん来ていただいているのでわりと賑やかにすごしています。超音波(エコー)の胎児診断のお陰(?)でグレーゾーンの人が増え、「病院での出産をおすすめします」とのお手紙が来て、病院で出産せざるをえないという人がけっこういます。スタッフの熊ちゃんも「臍帯の卵膜癒着」とのことで湘南鎌倉総合病院での出産になりました。体が小さいせいかまんまる大きなお腹で、なかなかパワーがお尻の方に来ず、1人目と同じ様に苦戦して3分、2分の陣痛が12時間以上続いて汗ダクダクでした。私もずっと付いていたけど、お願いして来ている分、安心ではありましたが、ちょっともどかしいところもありました。2人目が助産院でわりとスンナリ生まれてくれていたので、ちょっと意外でした。お産はいろいろですね。

☆熊ちゃんが生まれた日、助産院でも1人生まれ、さらにもう1人、41週過ぎて市立病院を受診していた初産の方も、夕方に吸引分娩で生まれたそうです。この方も超音波で「肺に影が」と言われて病院での出産を勧められていて、結果赤ちゃんは元気に泣いてくれて(呼吸できて)良かったです。

☆一方、赤ちゃんは元気に生まれたけれど、今度は授乳に苦労している人もいます。乳首が大きすぎて赤ちゃんの口に入らない人(経産婦さんに多い)。陥没で吸い付くとっかかりが全然無い人。多少の陥没なら赤ちゃんに頑張ってもらい、ママもスタッフも通常の何倍も苦労して何とかなっていますが、大変な人は本当に大変です。「赤ちゃんに吸ってもらうってどんな感じですか?」と悲しそうに質問しているのを聞いて、かわいそうになりました。逆に乳首が傷だらけで、痛くて吸わせられない人もいたりして、うまくいかないものです。苦しんでいるのは本人と赤ちゃんなので、頑張っても疲れた時などはミルクの力も借りて子育てしていくのはもちろんアリと思います。

☆8月の末には富士山もくっきり姿を現わすようになり、空も高く、鈴虫の弱々しい泣き方にも秋の到来を感じます。8月も終わり、私も1個、年をとりました。「お誕生日おめでとう」と言われましたが、人生の暦も残り少なくなり、ちょっと寂しい気持ちです。

(齋藤弓子)

2017年7月24日(月)

 《 真夏のお産。 》 

☆梅雨が明けたと思ったら「ミーン、ミーン」とセミの声。台所の窓からトンボが二匹、三匹と飛んでくるのが見えます。梅雨の終わりのモーレツな暑さは「この先どうなるか?」と心配したけれど、ここ二三日、夜は何とか凌げる日が続いています。昨日は7月23日、新月の大潮でした。近くのコミュニティセンターでお祭りがあり、スタッフの子供たちもワイワイと出かけました。

☆そして初産婦さんが「夜中から陣痛が来た」ということで朝方来た時はきつそうでした。お風呂に入って少し落ち着いて、合間に眠くなりトーンダウンしましたが、お昼すぎから復活して、13:42に3480gのムッチリな女の子が生まれました。妊娠中から「陣痛が怖い、痛いのはイヤ」と言っていた妊婦さんでしたが、赤ちゃんが生まれるのはとても楽しみにしていました。産後は一緒の布団に寝て、パパやおばあちゃん、頼もしいお友達に囲まれ、とても幸せそうな時間をすごしていました。夕方になり、ご飯の支度をしていたら5人目のベテラン経産婦さんから電話があり「ナンカ陣痛ッポイ」とのこと。19時半ころに来て1時間くらいで胎胞で全開しましたが、赤ちゃんは降りてくる気配がなく、陣痛も弱く、本人さんも「おかしいナア」と言いながら階段を上がったり降りたり、立ってみたり...といろいろやって、ようやく頭が降りてきたところで破水。四つん這いでママがんばって「押し出した」感じでした。こちらは2人目の男の子で3000gありました。上のお姉ちゃんたちは中1と小6。思春期まっさかりで微妙な立会いでした。でも下の2人は素直な反応で、興味津々という感じ。お父さんは大喜びでうれしそうでした。ママは糖尿でガイドラインに引っかかりそうでしたが、とても節制してがんばりました。これから5人目の子が大人になるまで健康で見届けなくてはいけません。大変ですが赤ちゃんを産んだパワーで頑張ってくださいね。

☆実習中の2人の聖路加国際大学の学生さんも1人づつ取り上げることができて、1週間待っていただけに嬉しそうでした。スタッフの白水さんも、昼間は3人のワンパク兄妹たちを緊急出勤の保育のオカダさんにみてもらい、集中してお産のお手伝いができてよかったです。夜に入り安藤さんの夜勤に入りましたが、金子さんにサポートに来てもらって安心。私はまる1日緊張していたせいか、頭と肩が痛くて、元気な赤ちゃんが生まれたのを見届けてサッサと寝てしまいました。安藤さんは赤ちゃんの血糖値を測ったり(異常なし)、2人の赤ちゃんのお世話で過ごしたようです。7月はあと2人の方がお産待ちです。

(齋藤弓子)

2017年5月31日(水)

 《 「さんばてんと」と5月のお産。 》 

☆今年の5月は約束通りのさわやかさです。5月3日の「サンバテント」は沢山の人に来ていただきました。ありがとうございました。シバテンさんの助産院2度目のライブはとても人気でした。後ろの方で音楽に合わせてダンスをしている母子がいたり、子供たちも跳ね回っていて(でもちゃんと聴いてたよね)、緑の木々の中の幸せな時間でした。準備した食べ物も売り切れで、「お産カーニバル」に向けての資金稼ぎにもなったようです。

☆5月のお産はサンバテントの前日に1人生まれてからは順調に生まれて、気がついたら(今日は31日)11人の赤ちゃんが生まれています。6月予定の人が37週で2人生まれて、予定では9人でしたが11件のお産になりました。経産婦さん8人、初産婦さん3人でした。初産婦さんのうち2人は破水から始まり、陣痛がつくか心配しましたが、24時間以内には陣痛が来て生まれてくれました。「お産が早い人は後が辛い」とよく言いますが、お産がガガーッと進んでワッと生まれた後、1〜2日動けない状態で、そして疲れているのに全然眠れない、緊張が解けないという時間があるようです。でもその後、シャワーをしたり整体をしてもらったりしているうちに回復してくるようです。「早かったから元気なんだ」と思いがちですが、お産の後のケアがもっと大事な人も多いと思います。

☆冬の間、花壇の中をぐるりと周回できるようにレンガ道を敷いたので、盛大に雑草が生えてきても一応庭の体裁を保ってくれています。花苗と雑草との区別がつきにくいので、うっかい抜いてがっかりしないように今年はスギナ以外の雑草はあまり抜かないようにしています。今年はつるバラがきれいに咲いてくれました。大輪のバラは一株に一花咲いてくれれば嬉しいかな...というところです。もっと肥料が必要なのでしょうね。頭の中には想像のきれいなお庭があるのですが、現実はなかなか厳しいです。でもお客様や子供達がお庭を楽しんでくれるのを励みに頑張っています。6月は下旬に3人の予定日の人がいるだけですので、私と夫は月初め10日頃に山形へ行ってきます。あとスタッフの湯野川さんの結婚式が6月2日です。私も行きます。楽しみです。

(齋藤弓子)

2017年4月26日(水)

 《 春真っ盛り...「さんばてんと」準備中です。 》 

☆コブシにちょっとつぼみが開いて「春だ!」と喜んだけれど、それが真っ白の山盛りの木に変わるまで、今年は随分長かった。桜もちょっとほころんで、満開になって、そして散るまでも長かった。でも今はそれもすべて青々の葉に変わり、家の周りは緑のグラデーション。助産院の子供達も幼稚園に入園したり1コ学年が上がったり就職したり、それぞれの場所を確保しつつあるようです。

☆今は「国際助産師の日」にちなんだ5月3日の「さんばてんと」の準備の真っ最中です。リサイクル用品の整理をしたり、いろんな調整の電話連絡をしたり、スタッフは日々の業務の傍らとっても忙しそうです。私は外回り、畑やお庭をいじっています。一年草の花を植えたり、トマトやキュウリなどの夏野菜の苗を植えたりしています。その間もスギナやハルジオンなど雑草がどんどん元気になってきて大変です。でもそろそろお抱えの庭師さん(ママがここでお産した)がやってきて「さんばてんと」の前に庭を綺麗に整えてくれるはずです。皆さんが当日お見えになった時は「多分」スッキリしていることでしょう。

☆畑仕事をしていたらYさんがやって来ました。生後3,4ヶ月から体重が4kg台から増えず、湿疹がひどく、頭も帽子をかぶったようで、顔も首もかさぶたで覆われていました。なぜかおっぱいも出が悪くなり、赤ちゃんもまじめに吸いません。「副腎皮質ホルモンは使いたくない」と試行錯誤していましたが、此の所すこし足が遠のいていました。病院を2箇所行っていて、アレルギー検査をしてもらったらほとんどの食品にアレルギー反応が出て、なかでも猫アレルギーの数値が異常に高かったのだそうです。家の猫と赤ちゃんの距離をおいたり、特別のミルクをスプーンで足したり、離乳食を始めたりしました。今7ヶ月になった赤ちゃんは体重も5kgを超え、お顔もきれいな所が増加し、先の見通しが少し出てきたようです。乳児しっしんはいつかは治ると思っていたけれど、体重が心配だったので、これからは離乳食を食べて増えていってくれるでしょう。アレルギーはいっぱいあるけれど、お米は大丈夫で良かったです。お母さんもいろいろ勉強して、子供の体や自分の体のことを考えるいい機会になったのではないでしょうか。

☆先月と今月、逆子が治らない人がいて病院で帝王切開になりました。1人の人は「もう全開している」状態でお腹を切ったそうです。経産婦さんです。本人は「女の子だった」と素直に喜んでいました。お母さんたちはどんな時でも出された結果を喜び、次に進めるものなんだな〜と思いました。もう1人は初産婦さんで、最初ガンガン陣痛が1〜2分おきに来て「いい陣痛だね」といっていたら、5〜6時間してバタッと遠のき、「夜になったら強くなるかな」と期待していたらゼンゼ〜ン。うとうとと眠ってしまいました。翌日病院に行って促進したけれども進まず、結局帝王切開になりました。ヨガも頑張って体づくりに励んでいたのに残念です。本人は「パパが外人で頭が大きく固いので産道にフィットしなかったのかな」と言っていました。でも長かったお産の間、いろいろ考えたり試したり、辛抱強くアタックしている姿を見て私は「強い人だな〜」と思いました。えらかったです。

☆4月はお産が少なかったので、私は田舎の岩手に帰ってお墓まいりをしたり、兄が亡くなった場所へ行ったり(七回忌)、昔の友達と会ったりして楽しい時間を過ごすことができました。往復12時間、日帰りの旅でしたが元気をもらいました。また別の日は岡林信康のライブが鎌倉であったので行って来ました。「チューリップのアップリケ」「君にささげるラブソング」という歌がお気に入りです。会場は私の年代の男の人が多かったです。助産院のスタッフは誰も岡林信康の名前を知りませんでした。「ウフフ」です。ちょっとガンコそうなジイさまになっていました。

(齋藤弓子)

2017年3月9日(木)

 《 春まぢか...。 》 

☆2月14日は(下の)助産院を始めてから20年の記念日でした。それまでも、36歳の時に開業届を出し、自宅出産・母乳相談と、病院で夜勤のアルバイトをしながら、地域の助産婦としてバイクであちこち周っていました。途中から母乳相談は午前中は家でやるようになったのですが、少しづつ人が集まるようになり、「泊まってお産が出来たらいいな」という希望があって、当時は子供達も高校生・中学生・小学生で経済的にも生活的にも大変だったと思うのですが、住んでいた団地のお家を売って頭金にして、下の助産院に引っ越してきたのです。そして2月13日に1人、2月14日に1人、男の子が生まれて、有床の齋藤助産院は始まりました。毎日毎日が仕事づけで後ろを振り返ることもなく過ごしている日々ですが、成人式に晴れ着を着たスタッフの子供達が会いに来てくれて、20年の時間の長さを確認しました。その間には私の4人の子供達も独立し、「助産院がんばってね」と励まし続けてくれた先輩も他界し、自分も気がついたら立派な高齢者です。なんかやっぱり区切りのお祝いをしたくなり、1ヶ月くらいで準備しました。果樹園「弁慶」のイベントハウスを借りて行った「20歳のおもちつき」は300人くらいの方が来てくださり、みんな「楽しかったよ」と喜んでくれて本当に嬉しいです。外では前日夜に降った雪も残り、ポニーやニワトリも見せてもらい、丸太の遊具(?)で遊び、ハウスの中では太鼓の演奏(ジャンベ)を聞きながら、もちつきやバーベキューでワイワイ。言い出しっぺの計画のなさはいつものことですが、スタッフやお客様達のフォローでそれ「らしい」20周年のイベントができたと思います。

☆そんな中、20年前に3人目の赤ちゃんを自宅で産んだMさんが亡くなりました。2人目の娘さんがおっぱいの調子が良くなくて、3年くらい前から時々助産院に来ていました。お産した頃の話をしたり、その娘さんの次の子のお産で健診にもついてきていました。その時4kg越えで生まれた男の子も大学生になり、助産院に連れてきてくれたりしていました。12月に突然倒れ、意識なく生死をさまよっていたそうです。20周年のイベントから数日して、亡くなったという電話がありました。とっても元気で面倒見のいいアネゴタイプの人でした。体格も良くて4kgの赤ちゃんも「ポン」と産んでしまうほどでした。どうしても元気な姿しか思い浮かばず、お通夜も告別式も行けませんでした。あんな元気な人が亡くなるなんて、ご主人やお子様たちの喪失感はどればかりでしょう。。

☆朝、目覚めてご飯の支度をしながら、台所の窓から明け行く芹沢の畑や、大山や富士山や空や雲や朝の光を楽しむ日々です。今日は入院の赤ちゃんは1人。ママは初めてのお産でしたが、おっぱいも良く出て順調な様子です。来週予定日の方が3人おられて、もうそろそろですかね。待っていま〜す。こぶしの花もパアーッと咲き出しました。

(齋藤弓子)

2017年1月18日(水)

 《 子供達と助産院の成人式。 》 

☆晴天続きのお正月三が日でした。1人の入院さんと、東京から帰ってきた娘家族とのんびりすごしました。孫の小学校1年生のハジメくんが「カレー好き」で、おせちそっちのけでカレー作りでした。入院さんは夫婦で「おせち」を食べてくれました。サンルームに滞在だったので、となりのおっぱいルームにテーブルを出して楽しく食べていただきました。私の田舎の雑煮はクルミ餅にして食べるのですが「珍しい、美味しい」と喜んでくれました。初めての出産、かわいい男の子が生まれたお正月....「クルミ餅」と一緒に覚えておいてくれるかな。

☆1月9日は成人式でした。下の助産院が出来て初めて生まれた(2月14日でした)男の子も20歳。その子も合わせて助産院のスタッフの子たちが4人もお祝いです。みんな美しい!「20年」早いようですが、赤ちゃんだった子がこんなステキになるなんてとってもとっても嬉しいです。私はあんまり「アニバーサリー」的なことに興味が薄いようで、自分の子供たちも、受験だったり「放浪」していたりと何となく「20歳」は過ぎて行ってしまいました。でもこうしてスタッフの子供たち4人の「新成人」を目の前にすると改めて「20年」の時間を感じてしまいます。

☆そういう訳で助産院も20年!なんとなくお祝いしたくなりました。例年2月はおもちつきをやっていましたが、今回は盛大に「20年おめでとう」のおもちつき大パーティーをやりましょう!急なので会う人会う人に声をかけて「来てね」とやっていますが、あわただしいのはいつものこと、来れそうな人がいたら声をかけてください。100メートルもある大きなビニールハウスが会場です。参加費は無料ですが、場所を借りるので人数を把握しなければいけないので、来れる人は連絡くださいね。どなたでも大歓迎ですよ。

☆日時:平成29年2月11日(土:建国記念の日) 11:00〜14:00

☆会場:「弁慶果樹園」(藤沢市遠藤6190) Tel.0466-48-6660

☆助産院では今日はお産後の人が2人入院中です。1人は経産婦さんで、もう1人は初めてのお産の方です。同じ夜に同じく男の子を産みました。経産婦さんはたくましいダンナさんとの共同作業でした。介助の龍瀧さんが「どこで介助すればいいの?」と立ち位置に混乱しているうちに、もう頭が見えていました。初産婦さんは背中がずっと痛くて大変でした。「変になりそう」と言いながらバッタンバッタン動き回り、立ち上がったと思ったら外を見ていたり....でも、あっという間に全開になり、そして生まれました。入院してから5時間くらいでした。血に弱い夫はとなりの部屋で待機でした。二人ともとてもいいお産でした。私は瞬間瞬間で生きています。

(齋藤弓子)

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